竜電が甲府凱旋「幕内入って恩返し」4年ぶり十両復帰

[ 2016年10月10日 06:30 ]

ぶつかり稽古で汗を流す竜電(右)
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 大相撲秋巡業が9日、山梨県甲府市で行われ、11月の九州場所で4年ぶりに十両に復帰する同市出身の竜電が凱旋した。3度の右股関節骨折を乗り越えた25歳は地元ファンから歓声を浴び「うれしい。幕内に上がって恩返しをしたい」と約束。中入り前には土俵に呼ばれて勧進元から祝福され、27日には地元で十両復帰パーティーが開催されることも決定した。

 中卒で入門し2年で幕下昇進。1メートル90の長身に加え、江戸時代の最強力士・雷電から取ったスケールの大きなしこ名も相まって「末は横綱大関」と期待された。だが、新十両の12年九州場所中に股関節を骨折し、その後2度も同じ箇所を痛め一時は序ノ口まで陥落。それでも復活を信じてリハビリに励み、ついに再十両が決定。かつて竜電が付け人を務めた大関・稀勢の里も「よく頑張った。これからの力士だし、対戦が待ち遠しい」と称賛と激励の言葉を贈った。

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2016年10月10日のニュース