イ・ボミ首位浮上 記録ずくめV懸かるも「優勝は考えていない」

[ 2016年8月28日 05:30 ]

<ニトリ女子ゴルフ第3日>通算7アンダーで首位に並んだイ・ボミ

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース第3日

(8月27日 北海道小樽市 小樽カントリー倶楽部=6494ヤード、パー72)
 首位と4打差の2位から出たイ・ボミ(28=韓国)が7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、2日目トップで72の鈴木愛(22=Salesforce)と通算7アンダーの209で首位に並んだ。今大会で連覇を飾れば、史上最速のツアー通算20勝達成など複数の記録を打ち立てることになる。前日2位の比嘉真美子(22=ジブラルタ生命保険)は77と落とし、通算2オーバーの18位となった。

 2番パー4で第2打を左の池に入れてダブルボギーが先行したが「大丈夫だと思った。これから前を向いて頑張ろう」とすぐに気持ちを切り替えた。

 5番、6番は得意のアイアンショットでピンまで70センチにつけ、7番は4メートルを沈める3連続バーディー。結局、この日は4つあるパー5の全てでバーディーを奪い、最終日を最終組で迎えることになった。

 連覇が懸かるこの大会は、出場3試合連続優勝、さらにツアー史上最速となる146試合での通算20勝到達と、勝てば記録ずくめとなる。また、韓国女子プロゴルフ協会は日本、米国、欧州のツアーで通算20勝を達成した選手に韓国ツアーの永久シードを与えているため、イ・ボミはそれに王手をかけていることにもなる。それでも「優勝は考えていない。アンダーパーで回れたらいい。(記録は)後の結果として」と話し、続く言葉をのみ込んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月28日のニュース