川岸次女・史果“4度目の正直”でプロテスト合格「苦しかった」

[ 2016年7月30日 05:30 ]

プロテストに合格し、母の麻子さん(右)とガッツポーズをする川岸

女子ゴルフ最終プロテスト最終日

(7月29日 山口県周南市 周南カントリー倶楽部=6599ヤード、パー72)
 川岸良兼(49)の次女、史果(21=フリー)が65をマークし、通算3アンダーで7位に入り、4度目の挑戦で合格した。父と同じ“飛ばし屋”で期待されながら、プロテストは3年連続失敗。スランプも乗り越え吉報を手にした。今年1月にプロ転向した永井花奈(19=フリー)が69を出し通算9アンダーでトップ合格。18位タイの上位21人が合格した。

 怪物の子が4度目の挑戦で殻を破った。圏外の37位から出た川岸が最終日に4日間通じてのベストスコア、65をマーク。堂々の7位で突破した。

 「とても苦しかった。去年はコースに行きたくないぐらいショットが悪くて、メンタルもやられたので」。両親はそろってプロゴルファーで、父・良兼は豪快なショットを武器にツアー6勝を挙げ、怪物と呼ばれた。自身もジュニア時代から将来を嘱望されながら、プロテストは3年連続で失敗。今年も直前の練習ラウンドで右足首を痛めた影響で初日は92位と大きく出遅れた。だが2日目に人生初のホールインワンを達成。「あれで完全に変わりました」と運をも引き寄せ、この日は21パットで9バーディー(2ボギー)も量産、自身のベストスコアに並んだ。

 日大高で一緒に汗を流した松森彩夏ら同年代は一足早くプロで活躍している。「同世代に置いていかれたけれど、追いついて追い越したい」。今度は怪物の娘が覚醒する番だ。

続きを表示

2016年7月30日のニュース