大山はリオへ上々 2カ月ぶり国内復帰戦で3差19位発進

[ 2016年7月30日 05:30 ]

18番、バーディーパットを決めガッツポーズの大山

女子ゴルフツアー 大東建託いい部屋ネット・レディース第1日

(7月29日 山梨県鳴沢村 鳴沢ゴルフ倶楽部=6587ヤード、パー72)
 国内ツアーに2カ月ぶりに復帰したリオデジャネイロ五輪代表の大山志保(39=大和ハウス工業)が3連続を含む4バーディー、3ボギーの1アンダー、71で回り首位と3打差の19位とまずまずのスタートを切った。トップには金田久美子(26=スタンレー電気)、笠りつ子(28=京セラ)ら4人が68で並び、75で回った渡辺彩香(22=大東建託)は78位と出遅れた。

 リオの本番まで残り2試合、今の大山にはスコア、順位以上に気になるのが痛めている首の回復具合だ。イーブンパーで迎えた最終18番。バーディーで締めくくり1アンダーとすると、「2カ月ぶりでボミちゃんたちと楽しいラウンド。痛みもなく思い切り打てたのが一番うれしい」と笑顔を見せた。

 先週は電気治療を受け、今もマッサージは続けている。前日は「痛みが出るのが怖いので、試合では痛み止めを飲みます」と語っていたが、スタート前に飲むのを忘れ、気づいたのはハーフを終えてからだった。1番パー3では「リオ五輪代表」と紹介されると、アドレナリンが出たのか7Iでのティーショットが「軽く打っても飛んでくれた」と飛距離にも手応えを感じた。

 3番で5メートル、4、5番では3メートル前後のパットを沈めて3連続バーディー。この日から33インチから34・5インチに替えたパターも威力を発揮。「前傾が浅くなりヘッドの安定感が出た」と、9番では6メートルのパーパットを決めてピンチを脱した。

 リオ行きのスケジュールも決まった。次週のmeijiカップを終え、8月8日に成田から米ヒューストンに移動。同地で練習、調整した後、11日にリオ入りする。「今日これだけできたので、明日はもっといいプレーができると思います」。国内で調子を上げるプラン。まずは上々の滑り出しとなった。

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2016年7月30日のニュース