宇良が勝ち越し、軽快ステップ 青狼捕まえ押し出し「必死でした」

[ 2016年7月20日 16:29 ]

大相撲名古屋場所11日目

(7月20日 愛知県体育館)
 十両の宇良が変幻自在に青狼を押し出して、勝ち越しを決めた。

 前日は痛めている右足首への負担を減らすために、あえて仕切り戦のはるか後方に下がり、俵に足をかけて立ち合ったが、この日は正攻法の立ち合い。お互いに牽制しあって土俵中央でレスリングの構える状態になった。

 青狼がしびれをきらして足取りにいくが、宇良は軽快なステップでかわし、チャンスをうかがった。

 両者まわしに手が届かない中、青狼の一瞬のスキをついて宇良が飛び込み、そこからいっきに押し出した。「あの(前日の)立ち合いを2回する勇気は、さすがにないです。何回もやるものじゃない。(足も)回復してきています。必死でした。ああいう相撲になるとは思っていなかった」

 これで2場所連続勝ち越し。初土俵から連敗したことは一度もない。12日目以降については「足も完璧じゃない。治療と、思い切った相撲。そのへんを考えてやっていきたい」と意気込んだ。

 十両は天風と千代丸が2敗で首位に立っている。

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2016年7月20日のニュース