五輪代表・白井が初投票 しっかり政策検討「大人の常識身に付けたい」

[ 2016年7月10日 12:15 ]

初めての投票を終えた体操男子の白井健三選手=10日午前、横浜市

 8月のリオデジャネイロ五輪に出場する体操男子の白井健三選手(日体大)が10日、「18歳選挙権」が国政選挙で初めて適用された参院選の投票を横浜市内で行った。19歳で初めての投票を朝8時すぎに終え「年齢を引き下げたからといって特別な1票ではない。等しく責任ある1票。ちょっと緊張した」と話した。

 前夜は新聞に目を通して政策や主張を比較し、家族とも話し合ったという。「体操をやめた時に空っぽな人間になりたくない。体操という土台があるうちに、大人の常識を身に付けたいと思った」と政治への関心が高まるきっかけを歓迎した。

 投票を呼び掛ける地元神奈川県の選挙管理委員会のポスターに起用された。「しっかり勉強しないと中途半端な票も増える。学校での授業の内容も求められてくるし、自分も知識を付けて自信を持って投票できるようになりたい」と語った。

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2016年7月10日のニュース