ラグビー日本、カナダに競り勝った!1人退場も松島逆転トライ

[ 2016年6月12日 09:02 ]

<日本・カナダ>後半、逆転のトライを決めた松島(AP)

 ラグビー日本代表は11日(日本時間12日)、カナダ・バンクーバーでカナダ代表とテストマッチを行い、26―22で逆転勝ち。SH田中史朗(31=パナソニック)ら昨年のワールドカップ(W杯)イングランド大会後初めて主力が集合したチームで接戦を制し、19年W杯日本大会へ第一歩を踏み出した。

 日本はFWで押し込まれて前半6分、20分にトライを奪われ、一時は3―12と9点のビハインド。しかし同33分、ラインアウトからモールで押し込み、最後はHO木津武士(27=神戸製鋼)がチーム初トライを決めて追い上げると、前半終了間際にはSO田村優(27=NEC)のPGが決まって13―12と逆転して前半を折り返した。

 後半5分にはカナダにトライを許して13―17と再び逆転された日本。田村のPGで1点差に迫ったが、同13分にFL細田佳也(28=NEC)のタックルが危険なプレーとみなされ、レッドカードで退場となって1人少ない状況に追い込まれた。それでも同28分、ラックから抜け出した茂野海人(25=NEC)からパスを受けたFB松島幸太朗(23=サントリー)がトライを奪うと、田村のゴールも決まって23―17と再逆転に成功。田村のPGで26―17と突き放すと、終了間際にトライを奪われて追い上げられたが、4点差で逃げ切って白星を手にした。

 ▼ハメット日本代表ヘッドコーチ代行の話 完璧な出来ではなかった。最後に見せた気迫を最初から出してほしい。14人で逆転し、長い時間を守りきったのは大きい。次の試合までに連係を良くしたい。

 ▼松島の話 (トライは茂野からの)パスが最高のタイミングだった。あれ以外はトライにならなかった。FBはキック処理とタックル(が大事)。きょうはボールの持ち運びでミスがあったので、次はしっかり持ち込みたい。

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