リオ五輪体操会場に重大な欠陥あり…15~90分の停電が常態化

[ 2016年4月21日 05:30 ]

 夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)の会合が19日にスイスのローザンヌで行われ、出席した国際体操連盟(FIG)からリオデジャネイロ五輪の体操会場に重大な欠陥があることが指摘された。

 FIGのロン・フローリッヒ役員がテスト大会を目前に控えた現地の状況を説明したもので、体操と新体操の会場となる「オリンピック・アリーナ」では15分から90分の停電が常態化。このままでは電子機器を利用した採点システムが機能しないばかりか、「選手の安全性を確保できないのは深刻な問題だ」(同役員)と競技中のアクシデントを憂慮する声もあった。

 さらに体操競技の練習施設と各種用具が資金不足で存在しないことも判明。国際オリンピック委員会と五輪組織委が明らかにしなかった“不都合な真実”が表面化してきた。

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2016年4月21日のニュース