帝京大柔道部パワハラ訴訟 部員が指導者に賠償金請求

[ 2016年4月21日 05:30 ]

 帝京大の男子柔道部で学生3人が30代の男性指導者によるパワーハラスメントで精神的苦痛を受けたとして、この指導者に総額440万円の賠償金を求める訴訟を21日に起こすことが、分かった。大学の現役部員が指導者を訴える異例の事態となる。

 訴状では外国籍を持つ部員への差別的発言や特定の部員への暴言があったと主張。提訴した学生の一人は「練習を理由に授業も出させてくれない時もあった。あの先生のもとではやっていけない」と述べた。男性指導者は「生徒のためを思って指導してきた。続けたい」と話した。暴力行為はなかったとしている。

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2016年4月21日のニュース