桃子と「つなげ九州!」 藍、有村と震災支援フェイスブック開設

[ 2016年4月21日 05:30 ]

被災地支援のためのフェイスブックページを立ち上げた上田

フジサンケイ・レディーズ

(4月22日)
 熊本出身の上田桃子(29=かんぽ生命)が故郷のために立ち上がった。フジサンケイ・レディース(静岡・川奈ホテルGC富士C)開幕を2日後に控えた20日、上田はイン9ホールの練習ラウンドを敢行。同日に宮里藍、有村智恵とともに震災復興支援のためのフェイスブックページ「つなげ、九州!」を立ち上げ、エコノミークラス症候群を防ぐためのストレッチ法などを動画で紹介。「正しい情報を伝えたい」と切実な思いを訴えた。

 上田は14日にツアー出場のために帰省した熊本市内の自宅で被災。すぐに「何かできることはないか」と宮里、同郷の有村と連絡を取り合い、フェイスブックページの立ち上げに至った。いずれはページ上でチャリティーを行う考えを明かし、「九州出身の選手を中心に直接、被災地へ義援金や物資を持っていきたい」と語った。

 今も「熊本に帰りたい。正直、ゴルフをしていてよいのか…」と葛藤はある。だが、悩む上田の背中を押したのは最愛の故郷。「悲しいニュースばかりだが、スポーツニュースが少しでも気の紛れる時間になれば」。吉報を届けることだけを考え、ティーオフの時を待つ。

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2016年4月21日のニュース