豪栄道 勢とのご当地力士対決制し自己ベストタイ12勝

[ 2016年3月27日 05:30 ]

勢を首投げで下した豪栄道

大相撲春場所14日目

(3月26日 エディオンアリーナ大阪)
 大関・豪栄道は勢を首投げで下し、2敗をキープした。好調なご当地力士の直接対決に場内は沸き、それぞれに大きな声援が飛んだ。立ち合いは狙いの右前みつを取れず、逆にもろ差しを許す最悪の形。下がりながらも相手の首付近を右で突き落とした。

 「(立ち合いで)呼吸がずれて全然、圧力が伝わらなかった。相撲はよくない。でも体は動いている」。悪い流れでも勝ち星を拾っていく勝負強さが今場所はあり、自己ベストに並ぶ12勝に到達した。優勝争いトップの白鵬を1差で追い、千秋楽は稀勢の里との2敗対決。過去13勝21敗の劣勢ながら、自身の大関獲りがかかった14年名古屋場所など勝負どころでは圧倒してきた。「あすの一番に集中していきます」と短い言葉に気合を込めた。

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2016年3月27日のニュース