「チャンスある」…錦織、84年ぶり4強懸け 王者ジョコに挑戦

[ 2016年1月25日 17:17 ]

全豪オープン、ラケットを取り換える錦織圭

 テニスの全豪オープン男子シングルスで昨年に続いてベスト8入りした世界ランキング7位の錦織圭(日清食品)は26日、準々決勝で世界1位の前回覇者、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に挑戦する。全豪の日本男子で1932年の佐藤次郎以来84年ぶりの準決勝進出が懸かる一戦で、本来の攻撃的なテニスを貫けるかが注目される。

 25日はメルボルンの会場で約1時間、サーブやリターンなどを入念に確認した。ダンテ・ボティーニ・コーチは「自分のテニスで今大会を勝ち上がっている。十分チャンスはある」と勝負強さに期待した。

 過去の対戦は2勝5敗とリードされている。2014年全米オープン準決勝で勝って以降は4連敗。錦織は現役最強の王者について「世界最高の一人。簡単にポイントを与えてくれないし、サーブもいい」と舌を巻く。

 24日の4回戦で、ジョコビッチはフルセットの激闘をこなした。一方で錦織はストレート勝ち。ベースライン内側に入って打ち込む積極的なプレーで主導権を握り、サーブも好調だ。「いいテニスはできている。そんなに変えることはない」と手応えをのぞかせた。(共同)

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2016年1月25日のニュース