錦織のガット張り担当は小学生からの知り合い「圭は圭で昔から変わらない」

[ 2016年1月25日 09:30 ]

ツォンガを下し、2年連続8強入りを決めた錦織(AP)
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テニス全豪オープン第7日・男子シングルス4回戦 錦織 6―4、6―2、6―4 ツォンガ

(1月24日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 今年からヨネックスが全豪オープンの公式ストリンガーを務めるようになり、世界各国から集められたスタッフの中で、玉川裕康さん(39)が小学生の頃から知る錦織のガット張りを担当している。

 鳥取市内のクラブでコーチを務め、現在は同市内でテニスショップを経営。これまでに北京、ロンドン五輪などで公式ストリンガーを務め、4大大会は今回が初めてだ。

 錦織の感覚の鋭さは誰もが認めるところ。ストリングのテンション(張力)にも人一倍敏感で誤差のない新鮮なものを求める。これまでの錦織の試合は全て午前11時開始。玉川さんも前夜ではなく、朝6時に会場入りしてラケットを仕上げている。チーム全体で大会を支える立場で、セリーナ・ウィリアムズ(米国)ら他の担当選手もいる。「誰かに肩入れはできない」というプロ意識と「僕にとって圭は圭で昔から変わらない」という思いの両方で錦織のプレーを支えている。

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