愛知 女子に続いたアベックV 合宿の成果実る

[ 2016年1月25日 05:30 ]

15年ぶり2度目の優勝を果たした愛知のアンカー・山本

 陸上の第21回全国都道府県対抗男子駅伝は24日、広島市・平和記念公園前発着(7区間、48キロ)で行われ、愛知が2時間20分12秒で15年ぶり2度目の頂点に立った。愛知は17日の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)を制しており、アベック優勝となった。

 時折雪が降る中、3区の田中秀幸(トヨタ自動車)4区の三輪軌道(愛知高)がともに区間1位の快走。安定した走りでたすきをつないだ。31秒差の2位に広島、3位は前回覇者の埼玉だった。

 愛知の走った7人は全員が愛知出身。ゴールテープを切った山本は「一人一人が頑張った結果」と満面の笑みで喜んだ。10年ほど前から有望な中高生の男女を100人近く集め、夏と冬に強化合宿を実施。寝食をともにし、競技への心構えを教えてきた。「中学生、高校生、実業団とバランスのとれたチームをつくらないといけない」と愛知陸上競技協会の高橋駅伝強化部長は狙いを話す。17日に頂点に立った女子も含め、走った全員がその合宿の経験者。地道な強化が実った価値ある優勝だった。

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