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世羅、22年ぶりアベックV!同一監督では史上初の快挙

<全国高校駅伝・男子>大会新記録で連覇を飾り、ガッツポーズでゴールテープを切る世羅・新迫

男子第66回、女子第27回全国高校駅伝
(12月20日 京都・西京極陸上競技場発着=男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)
 記録的Vの男子と初栄冠の女子で世羅(広島)が22年ぶりのアベック優勝を果たした。男子は55回大会の仙台育英が出した大会記録を14秒更新する2時間1分18秒で大会最多9度目の優勝。女子はアンカーの向井優香(2年)が35秒差を逆転し、1時間7分37秒で初優勝を飾った。

 独走状態でも、世羅のアンカー・新迫主将は必死の形相でギアチェンジをした。「競技場に入ってから(記録を)超せるなと思ってラスト振り絞りました」。テープを切り、すぐに見た掲示板には神の領域とされた仙台育英の大会記録を14秒も更新する2時間1分18秒が記された。「歴史に名を残せた。誇りです」。大会最多優勝に花を添え、主将の声は震えた。

 2区の井上でトップに立ち、3区のカマイシも区間賞で続く完璧な内容での連覇。だが、この1年、岩本真弥監督(50)が「谷あり、谷あり、でした」と振り返るほど厳しいものだった。新迫が春先から主将の責務に押しつぶされて不調に陥った。インターハイ5000メートル予選ではまさかの途中棄権。「走りきれない屈辱は今まで味わったことがなかったのでやめようかと思った」というほど落ち込んだ。ようやく吹っ切れたのは秋の声を聞く頃。エースが本来の走りを取り戻せば、怖いものはない。目標を連覇ではなく記録との戦いに設定し、都大路を駆け抜けた。

 男子に勢いを与えたのは直前に一足早くゴールした女子だった。毎日、一緒に走っている仲間で普段から仲は良くても、報道でも扱われるのは男子ばかり。「世羅は男子だけではなく、女子もいるぞというのを見せたかった」と主将の小吉川が1区で区間賞の力走。中盤で首位を譲ったものの、35秒差でたすきを受け取ったアンカーの向井が前を走る3人を抜き去り、初優勝のゴールテープを切った。「差はあったけど、行くしかないと思っていた」と今夏の世界ユースにも出場した有望株は胸を張った。

 同一監督によるアベックVは史上初。「みんなで歴史を変えようと言っていた。生徒のおかげ」。指揮官は二重の喜びに浸った。

 ≪仙台育英以来≫93年の仙台育英はケニア人留学生を男女2人ずつ起用して史上初のアベック優勝を果たした。世羅はそれ以来22年ぶりの史上2校目のアベック優勝となった。仙台育英の優勝後は外国人選手の出場枠が議論となり95年から高校総体の留学生枠をチームの20%前後までと規制。高校駅伝でも留学生のエントリーは2人まで、出場は1人のみとなった。

[ 2015年12月21日 05:30 ]

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