引退表明コービー、圧巻の今季自己最多31得点!敵地でニヤリ

[ 2015年12月3日 15:38 ]

ウィザーズ戦で31得点をマークしたレイカーズのブライアント(AP)

 NBAは2日に各地で9試合を行い、今季限りでの現役引退を表明したレイカーズのコービー・ブライアント(37)はワシントンDCでのウィザース戦に出場。2日連続の試合となったが、36分間プレーして今季自己最多の31得点をマークした。

 12得点を挙げた第4Qは圧巻。98―99で迎えた残り58・8秒には逆転の3点シュートを決め、101―101だった残り30・8秒には勝ち越しのジャンプシュートを決めた。ワシントンDCでブライアントが試合を行うのはこれが最後とあって、ウィザーズの本拠地ベライゾン・センターには2万356人のファンが詰めかけて今季4回目の満員。ブライアントは「きっとみんな僕が憎かっただろうね。ただ残念なことに自分はどんな状況にでも、とてもクールなんだ」と声援を送ってくれた敵地のファンを前にしてニヤリと笑っていた。

 試合は108―104(前半57―51)でレイカーズが勝利を収めて3勝15敗。連敗を7で阻止した。レイカーズはこの日がロード8連戦の2試合目。4日はアトランタで12勝9敗のホークスと対戦する。

 ウィザーズは一時19点差をつけられながら第4Qに逆転したものの惜敗。前日のキャバリアーズ戦で35得点を稼いだガードのジョン・ウォール(25)が34得点11アシスト7リバウンドをマークしたがあと一歩及ばず7勝9敗となった。 

 レイカーズ同様にロードに出ているウォリアーズはシャーロットでホーネッツを116―99で退けて開幕20連勝。昨季からは通算で24連勝を飾った。シャーロット出身のステファン・カリー(27)は第3Qまでの出場で40得点。フィールドゴールを18本中14本成功させ、33―21と圧倒した第3Qには1人で28得点を叩きだして勝負を決めた。

 この日は同じくシャーロットを本拠にしていた旧ホーネッツ(現ペリカンズ)に10季在籍し、チームの歴代最多得点記録を保持しているカリーの父デル・カリー氏(51)の記念セレモニーが行われたが、スポットライトを息子が奪い取ってしまった形。テレビの解説者を務めているデル氏は「確かにあいつは私がきょうの主人公でいることを保証しなかったね」と放送席で苦笑していた。なおカリーの40得点以上は今季4回目。ロード7連戦の2試合を消化したウォリアーズは中2日となる5日にトロントで12勝7敗のラプターズと顔を合わせる。

 <その他の結果>

ピストンズ(10勝9敗)127―122(延長)サンズ(8勝11敗)、ニックス(9勝10敗)99―87 76ers(1勝19敗)、ラプターズ(12勝7敗)96―86ホークス(12勝9敗)、ブルズ(11勝5敗)99―90ナゲッツ(6勝13敗)、ロケッツ(8勝11敗)108―101ペリカンズ(4勝15敗)、スパーズ(15勝4敗)95―70バックス(7勝12敗)、ペイサーズ(12勝5敗)103―91クリッパーズ(10勝9敗)

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