熊ケ谷親方解雇処分の経緯承認 相撲協会が評議員会

[ 2015年10月6日 18:08 ]

 日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で評議員会を開き、マネジャーの男性に対する暴行で起訴され、1日に同協会を解雇となった元熊ケ谷親方(元十両金親)の処分の経緯などを承認した。

 危機管理委員会の宗像紀夫委員長(元東京地検特捜部長)が出席し、暴行内容や処分の相当性などを説明。元文部科学副大臣の池坊保子議長は「このような問題が起きたことは遺憾に思うが、相撲協会が迅速に対応して解決し、けじめをつけた」と退職金も支給しない厳しい姿勢を評価した。

 昨年1月の公益財団法人移行後で初の不祥事。池坊議長は「愛される相撲協会として、未来へ進んでほしい」と要望した。評議員会は年寄名跡「熊ケ谷」の取り扱いについて、慎重に議論を重ねることで一致した。

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2015年10月6日のニュース