SO小野 T・ピシ封じた「判断の時間を与えないようにした」

[ 2015年10月4日 01:23 ]

ラグビーW杯イングランド大会1次リーグB組 日本代表26―5サモア代表

(10月3日 英国・ミルトンキーンズ)
 日本代表のSO小野晃征(サントリー)が作戦勝ちを強調した。サモアのキーマンでサントリーの同僚でもあるサモア代表のSOトゥシ・ピシに仕事をさせなかった。

 「ピシを中心に凄くアタックが強いので、そこにプレッシャーかけて、ランとキックとパスの判断の時間を与えないようにした。ピシだけでなくフォトゥアリとナナイウィリアムズにプレッシャーをかけるということが80分を通して上手くできた」。後半24分にトライで失点するまで、サモアの猛攻をしのいだことで主導権を握った。

 攻めても日本らしい堅実なプレーを展開。「サモアは一人一人が非常に大きいので、きれいなサインプレーというよりシンプルな1パス、2パスでゲインを切って相手を下げることを意識した。難しいことをせずにアタックした」と粘り強い攻撃が光った。

 試合後、ピシに言葉をかけられたという小野。「自分のとこに来てくれて“おめでとう”と言ってくれてうれしかったです」と勝利をかみしめていた。

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2015年10月4日のニュース