稀勢の里、水害の故郷・茨城勇気づける活躍誓う

[ 2015年9月12日 05:30 ]

水害被害について険しい表情を浮かべる稀勢の里

 日本相撲協会は11日、13日初日の大相撲秋場所(両国国技館)の取組編成会議を開き、悲願の初優勝を狙う大関・稀勢の里(29=田子ノ浦)は初日に嘉風、2日目に栃ノ心と対戦することが決まった。

 茨城県牛久市出身で、同県を襲った水害に心を痛めている。「(自身の関係者は)大丈夫だと聞いていますが被害に遭われた方はつらいと思います」。稽古でしっかり汗を流し「頑張ります」と故郷を勇気づける活躍を誓った。

 同じ部屋の平幕・高安は同県土浦市出身で心配は尽きない様子。「テレビで見て、びっくりしました。まさかあんなことになるとは…」。それでも「僕にできることはこれしかない」と本場所に集中する構えだ。初日は妙義龍、2日目は豪栄道との対戦で「気合を入れていきます」と決意した。

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