カレリン超えた伊調、戦った試合の連勝は「184」に

[ 2015年9月12日 05:30 ]

日の丸を掲げて歓声に応える伊調
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レスリング世界選手権第4日

(9月10日 米ラスベガス)
 女子58キロ級の伊調馨(31=ALSOK)が完全優勝を飾った。5試合全てでフォールかテクニカルフォールを奪い、相手に1点も与えなかった。五輪と合わせ出場した世界大会は13連覇、連勝記録も100を突破。だが自己採点は「25点」と厳しく、吉田沙保里とともに4連覇を狙うリオデジャネイロ五輪まで求道者の戦いは続く。女子63キロ級は川井梨紗子(20=至学館大)が銀メダルに輝き、初の五輪切符を獲得。両者とも12月の全日本選手権に出場すれば五輪代表に正式決定する。

 世界選手権の優勝10回は、グレコローマン最重量級で一時代を築いたカレリン(ロシア)の9回を抜き 単独2位。1位は吉田沙保里の13回。伊調は08、09、12年大会を欠場しており、連覇は02、03、05~07年の5連覇が最高。

 今大会で5勝を積み上げ個人団体戦を合わせた伊調の連勝は「103」となった。前回の黒星は07年5月のアジア選手権1回戦の不戦敗。左太腿肉離れのためマットに立ったものの大事を取って棄権した。実際に戦った試合では03年3月クリッパン国際で米国選手に判定負けしたのが最後で、そこからの連勝は「184」。

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