白鵬 一夜明けでも舞の海さんにチクリ「もう少し温かい言葉を」

[ 2015年7月27日 10:59 ]

35度目の優勝から一夜明け、ガッツポーズする横綱白鵬

 大相撲の名古屋場所で2場所ぶり35回目の優勝を果たした横綱・白鵬(30=宮城野部屋)が千秋楽から一夜明けた27日、名古屋市内のホテルで会見を開いた。

 先場所は照ノ富士に賜杯を奪われたため「久しぶりという感じがした」と優勝を振り返り、「きのうの酒がよりいっそう美味しく感じた」と勝利の美酒を堪能した様子。自身の相撲については「まわし取ってからの相撲が多かった。先場所は慌てて負けた相撲が何番かあったので、今場所は修正した。時間が掛かった相撲もあったけど良かった」と14勝1敗で終えた15日間の内容に満足していた。

 そして、テレビ中継の解説で自身のことを「力が落ちた」と評した舞の海秀平さん(元小結)についても一言。「舞の海さんが言ったようにね、30歳ですから、力が落ちたということは、たぶんそうだろうと思いますし、いずれ男は土俵を下りるときが来ますから。その中で一番一番一場所一場所、大事にして土俵に上がりたい、その思いだけですね。そこで、ちょっと寂しいことは言わず、相撲道発展のために一生懸命やってますから、もう少し温かい言葉をいただければ。まあ多少長い相撲あったんで、そこで“きょう辛抱して勝ちましたね”というそういう言葉だけでやる気が出ますからね…。“落ちた”と言われたらがくっときます。毎日、ビデオでチェックしてますから」と笑顔を交えながら話していた。

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