照ノ富士 大関昇進場所は11勝、上位陣の壁「勉強に」

[ 2015年7月27日 05:30 ]

琴奨菊(右)にはたき込みで敗れた照ノ富士

大相撲名古屋場所千秋楽

(7月26日 愛知県体育館)
 支度部屋のモニターで流れる優勝決定の映像を、照ノ富士がじっと見つめた。夏場所は自分がその中心にいた歓喜のシーン。拍手を浴びながら花道を引き揚げる白鵬の姿を脳裏に焼き付けた。

 大関昇進場所は11勝4敗。「あんまり良くなかった。いろんな勉強になった」。2横綱、2大関に敗れたものの、番付で自分より下位に取りこぼさなかった。前日14日目はそのことを“収穫”と強調。優勝のシーンを見て、やはり悔しさがこみあげた。この日の取組では琴奨菊のはたき込みに屈した。「当たって上手を取ろうと思っていた。(左へ動かれて)足が出なかったというより滑った」と唇をかんだ。今後はモンゴル帰国でリフレッシュし、来月3日からの夏巡業に臨む。「全体的に鍛えていきたい」。次の秋場所へ、早くも闘志をたぎらせていた。

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2015年7月27日のニュース