上田昭夫さん通夜に1300人 松尾氏「また天国でペアを」

[ 2015年7月27日 05:30 ]

難病アミロイドーシスで7月23日に急死した上田昭夫さん

 23日に難病のアミロイドーシスのために62歳で亡くなったラグビー元日本代表SHで、元慶大監督の上田昭夫さんの通夜が26日、東京都文京区のカトリック東京カテドラル関口教会でしめやかに営まれた。

 日本ラグビー協会の森喜朗名誉会長やプロ野球・楽天の星野仙一シニアアドバイザー、ヤマハ発動機ラグビー部の清宮克幸監督ら1300人が参列。ラグビーに情熱を注ぎ続けた故人の棺にはボールと慶大、日本代表のジャージーが納められていた。

 SOとして日本代表でコンビを組んだ松尾雄治氏(61)は「思い出はありすぎて語り尽くせない」と残念がった。松尾氏がSHからSOに転向したばかりの明大3年時、代表から外された時に上田さんから「頑張ってうまくなったら2人でペアを組もう」と激励を受けたという。「そうしたら本当にペアを組むようになったんだからね」。韓国で行われた76年アジア大会では、2人で夜中に食事に出かけ「戒厳令が出て朝まで宿舎に帰れなくなった」と懐かしそうに振り返った。「あの人ぐらいラグビーが好きだった人はいない。日本代表の監督になってもらいたい一人だった」と語り、「また天国でペアを組んで一緒にやるよ」としみじみ語った。葬儀ミサ・告別式は27日の午後1時から同所で営まれる。

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2015年7月27日のニュース