フェデラー、貫録ストレート勝ちで2年連続4強入り

[ 2015年7月9日 05:30 ]

ベスト4進出を決めたフェデラー(AP)

ウィンブルドン選手権第9日

(7月8日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 雨による中断を挟んだ男子シングルス準々決勝で、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第12シードのジル・シモン(フランス)を6―3、7―5、6―2で破り、2年連続10度目となるベスト4進出を果たした。

 最後は鮮やかにボレーを叩き込んだ。雨で中断を挟んだ試合でもフェデラーの強さは盤石だった。サーブが安定し、4回戦まで一度もブレークを許さず勝ち上がった好調さをキープし「英国の天気には慣れている。ペースを乱さず集中して戦えた」と笑みを浮かべた。

 「ツアー屈指のリターン巧者」と警戒したシモンに主導権を渡さず、第1セットは第2ゲームでブレークに成功した。第2セットは5―4の第10ゲームで今大会初めてサービスゲームを落としたが「気持ちをリセットした」と直後にブレークし、流れを取り戻した。

 3年前のウィンブルドンで優勝して以降、グランドスラムのタイトルがない。「特別な舞台」と意気込む芝のコートで、1968年のオープン化以降の4大大会で男子最多記録を更新する37度目の準決勝進出。「自信を持って戦いたい」と歴代単独最多となる8度目の優勝を見据えた。

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2015年7月9日のニュース