第21シードのガスケ 全仏覇者バブリンカ下し8年ぶり4強入り

[ 2015年7月9日 03:59 ]

準決勝に進出したリシャール・ガスケ(AP)

 テニスのウィンブルドン選手権第9日は8日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルスは全仏オープン王者で第4シードのスタン・バブリンカ(30=スイス)が第21シードのリシャール・ガスケ(29=フランス)に敗れる波乱があった。第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)、第2シードのロジャー・フェデラー(33=スイス)、第3シードのアンディ・マリー(28=英国)は順当に準決勝に駒を進めた。準決勝ではジョコビッチとガスケ、フェデラーとマリーが対戦する。

 世界ランク20位のガスケは6―4、4―6、3―6、6―4で迎えた最終セットで、第8ゲームをブレークして5―3とした。第9ゲームはバブリンカがブレークバック。そのままお互いにサービスをキープし続け、11―9で最終セットを奪った。ガスケは2007年以来8年ぶり2度目の4強入り。四大大会2連勝に挑んだバブリンカだったが、初の4強入りとはならなかった。

 連覇を狙うジョコビッチは第9シードのマリン・チリッチ(クロアチア)に6―4、6―4、6―4のストレート勝ちで6年連続7度目の準決勝進出。

 フェデラーは雨で中断を挟んだ試合でも集中力を切らさず第12シードのジル・シモン(フランス)を6―3、7―5、6―2で破り、2年連続10度目となるベスト4進出。1968年のオープン化以降の4大大会で男子最多記録を更新する37度目の準決勝進出も果たした。

 地元英国のマリーは、ノーシードから勝ち上がった世界56位、バセク・ポシュピシル(カナダ)に6―4、7―5、6―4でストレート勝ちし、2年ぶり6度目の4強入りを決めた。
 

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