東京五輪追加種目9月に決定も すでに8競技団体が選出 

[ 2015年7月2日 05:30 ]

 20年東京五輪の追加種目が9月にも決定する可能性があることが分かった。東京五輪の追加種目に関してはすでに野球・ソフトボール、空手など8競技団体が選出され、8月7、8日のヒアリングを経て9月末に大会組織委員会から国際オリンピック委員会(IOC)に提出されることになっている。

 正式決定には来年8月のIOC総会(リオデジャネイロ)での承認が必要だが、1日に行われた大会組織委員会との調整委員会会議終了後に都内で会見したIOCのジョン・コーツ委員長は「選考過程における公平性、透明性を考えれば、組織委員会からIOCに種目名が挙がってきた段階で承認される可能性もある」と説明。事実上、9月末での決定を示唆した。注目の種目数については「コスト面も考慮して考えなければいけない」と話すにとどめた。

 建設費の高騰が問題となっている新国立競技場についても議題に上がったが、同委員長は「これは国のプロジェクトであり、組織委員会の予算の外にある」と強調。2520億円に上る建設費への直接の言及は避けた。

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2015年7月2日のニュース