芝の錦織 低評価覆す!第5シードでVオッズ9番手51倍

[ 2015年6月29日 05:30 ]

練習で軽快な動きを見せる錦織

 テニスの4大大会第3戦、ウィンブルドン選手権が29日、英ロンドンのオールイングランド・クラブで開幕する。男子シングルス世界ランキング5位の錦織圭(25=日清食品)の初戦は29日の第1コート、第2試合で行われることが決定(第1試合は同日午後1時、日本時間同9時開始)。世界56位のシモーネ・ボレリ(29=イタリア)と対戦する。

 28日には練習コートで杉田祐一(26=三菱電機)と打ち合い、ボレーやバックハンドなど入念に確認した。痛めている左ふくらはぎにはテーピングを施していたが、27日の練習と比べてギアを上げたようで、左右に軽快なフットワークを披露。約50分たったところで降雨で練習は強制終了となったが、子供たちにサインをするなどリラックスした表情を見せた。

 ブックメーカー・ウィリアムヒル社(28日現在)の優勝オッズで錦織は第5シードながら、ツォンガ(フランス)と並ぶ9番手の51倍。芝の聖地での最高成績は昨年の16強とあって評価は世界ランクほど高くない。それでも生涯獲得賞金が993万8262ドル(約12億2240万円)の錦織が1回戦を突破すれば、約7万4000ドルを加えて生涯1000万ドル超えの約1001万2262ドル(約12億3150万円)となる。27日の会見で「(ウィンブルドンは)結果を出していないので新米という感じ。結果が出れば簡単に覆る」と語った日本のエースが実力で評価を変えてみせる。

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