「上だけを目指していく」逸ノ城が22歳の誕生日

[ 2015年4月7日 17:40 ]

22歳の誕生日にプレゼントされたケーキとラジコンを手にする逸ノ城

 大相撲の幕内逸ノ城が7日、22歳の誕生日を迎えて埼玉県川口市の湊部屋で朝稽古後に取材に応じ「これから学ぶことが多い。番付をもう下に落とさずに、上だけを目指していく」と意気込みを新たにした。

 幕内最年少の“怪物”は趣味の無線操縦の車を報道陣からプレゼントされ満面の笑み。減量のため甘い物は控えているが「きょうは特別に」とケーキもおいしそうに頬張った。

 春場所は西前頭筆頭で9勝を挙げ、夏場所(5月10日初日・両国国技館)の三役復帰は確実。鳥取城北高時代からの盟友、関脇照ノ富士が13勝で優勝争いに絡んだのは大いに刺激になり「幕内上位で2桁勝つのは全然違う。自分も活躍したい」と話す。今後の稽古では四つ相撲に加えて突き、押しも磨く方針だ。

 私生活も充実させたい年齢だが「22歳って、若いって言われない気がして何かショック。いい人、見つかったらいいですけどね。きょうも部屋で独りぼっち」とぼそり。雑念を振り払い、相撲道に精進する一年となりそうだ。

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2015年4月7日のニュース