前田4位は不満 日本人最上位で「そこだけが救い」

[ 2015年3月1日 15:02 ]

びわ湖毎日マラソン

(3月1日 皇子山陸上競技場発着)
 日本人トップの4位に入った前田和浩(33=九電工)はレースを終え「スタート前は優勝を狙っていたので順位はあまり納得いかないです」と淡々と話した。

 30キロまで先頭集団につけた走りは想定通りだったが、そこからスパートをかけ優勝したドゥング(26=ケニア)についていけず「後ろで(2位集団の)3人で前を追っていければいいなと思ったんですが、前が速くて追いつけなくて、(2位)集団からも離れてしまったって状況でした」と振り返った。

 中盤からは強い雨が降りタイムが2時間11分台にとどまったものの、日本勢最上位の4位に入った。「そこ(日本人トップ)だけが救いかなと思っています」とあくまで“最低限”の結果だったという考えを示した。

 世界選手権の代表枠は3。男子の国内選考会は昨年12月の福岡国際(藤原正和が2時間9分6秒で日本人トップの4位)、2月の別府大分毎日、東京、3月のびわ湖毎日。別府大分のみ日本人1位、他3大会は日本人上位3人が選考対象で大会での活躍が期待される選手が選ばれる。東京マラソンで2時間7分39秒をマークし日本人最上位の7位に入った今井正人(トヨタ自動車九州)は代表入りを確実にしている。世界選手権で日本人最上位入賞選手は、16年リオデジャネイロ五輪代表に内定となる。

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2015年3月1日のニュース