前田和浩 日本勢最高4位も2時間11分台 びわ湖毎日マラソン

[ 2015年3月1日 14:44 ]

2時間11分46秒で、日本人トップの4位だった前田和浩

 びわ湖毎日マラソン(スポニチ後援)が1日、8月の世界選手権(中国・北京)の代表選考会を兼ねて滋賀・皇子山陸上競技場発着のコースで行われ、前田和浩(33=九電工)が2時間11分46秒で日本勢最高の4位に入った。3年ぶりに出場したドゥング(26=ケニア)が2時間9分8秒で優勝した。

 30キロ近くまで15人前後で先頭集団を形成していたが、ペースメーカーが外れるとドゥング(26=ケニア)、メウッチ(29=イタリア)、バトオチル(33=モンゴル)、前田和浩(33=九電工)の4人に絞られた。

 32キロ過ぎでドゥングがスパートをかけ独走状態に。その後も差は開き続け、2位に2分差をつける圧勝だった。2位集団3人に食らいついていた前田は37キロ中盤から徐々に離され、4位でフィニッシュした。

 スタート前から振り続けていた雨が、中盤からは本降りに。走りづらそうな表情を見せる選手も多く、優勝したドゥングでも3年前の優勝タイムに約2分及ばないタイムにとどまった。

 世界選手権の代表枠は3。男子の国内選考会は昨年12月の福岡国際(藤原正和が2時間9分6秒で日本人トップの4位)、2月の別府大分毎日、東京、3月のびわ湖毎日。別府大分のみ日本人1位、他3大会は日本人上位3人が選考対象で大会での活躍が期待される選手が選ばれる。東京マラソンで2時間7分39秒をマークし日本人最上位の7位に入った今井正人(トヨタ自動車九州)は代表入りを確実にしている。世界選手権で日本人最上位入賞選手は、16年リオデジャネイロ五輪代表に内定となる。

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2015年3月1日のニュース