白鵬 最多Vへマイペース「勝って超えることが本当の恩返し」

[ 2014年12月25日 05:30 ]

クリスマスグッズを手に笑顔の白鵬

 横綱・白鵬はマイペース調整で史上最多33度目の優勝を目指す。24日は都内の宮城野部屋で会見に臨み「慌ただしい中の番付発表。忘年会、新年会とかあるので、まだ本場所モードではない感じがする」と戸惑いながら話した。

 九州場所では「昭和の大横綱」大鵬に並ぶ32度目の優勝を果たして涙を流した。「込み上げるものがあったが吹っ切れた」と既に冷静さを取り戻している。「15日間、相撲ファンをスカッとさせる相撲を取りたい。早々と決めて伸び伸びとやっていきたい」とあらためて初場所での新記録達成を約束。元大鵬の故納谷幸喜氏のことは“日本の父”と慕っているだけに「相撲界では勝って超えることが本当の恩返し」と捉えている。29日までは稽古で体づくりをし、本格的な稽古開始は年明けの3日。大記録を前にして心を躍らせても、調整方法は変えずに臨む。

 今年は紗代子夫人が流産するなどつらい出来事もあったが、土俵では4年ぶりに年5場所を制しただけに「良くないこともあったが、仕事面では責任を果たせた」と振り返った。来るべき15年も信念を貫き通し、横綱の責任を果たす。

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2014年12月25日のニュース