逸ノ城 立ち合い磨く出稽古開始、悩みはダイエット

[ 2014年12月16日 14:35 ]

 大相撲の関脇逸ノ城が16日、来年1月の初場所に向けて出稽古を開始し、東京都墨田区の時津風部屋で精力的に汗を流した。十両のくせ者時天空や、動きが速い双大竜らと22番で21勝。課題の立ち合いを意識し、ほとんど左上手を取っての右四つで寄り切った。「だいたい左が取れた。毎日続けていきたい」と笑みを浮かべた。

 来年の大関昇進を誓う“怪物”は新関脇だった11月の九州場所で勝ち越したものの、相手の速攻に対応できない弱点が明白になった。初場所まで残り3週間余り、徹底的に速く強い立ち合いを磨く方針だ。

 ただ「体がめっちゃ重い」と増える一方の体重が悩み。本人の感覚では200キロを超え「量るのが怖い」と体重計にも乗れていない。「甘いものを見ると我慢できない。『きょうはいいか、明日から我慢だ』というのがずっと続いている」とダイエットに悪戦苦闘だ。

 理想は185~190キロ。踏み込みに俊敏さを加えるためにも減量は欠かせない。年内には遠藤が所属する追手風部屋にも出向く予定で、師匠の湊親方(元幕内湊富士)は「食べるのはいい。その分、もっと稽古すればいい」とハッパを掛けた。

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2014年12月16日のニュース