解体の国立競技場 メーンスタンド上「野見宿禰像」を取り外し

[ 2014年11月5日 11:13 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアム建設のため解体される国立競技場(東京都新宿区)の壁画「野見宿禰(のみのすくね)像」の取り外し作業が5日、報道陣に公開された。東京都足立区にある秩父宮記念スポーツ博物館の倉庫に一時保存され、19年完成予定の新国立競技場に移設する予定。

 「相撲の神様」とされる野見宿禰の壁画はメーンスタンド上にあるため、高い水圧を利用したカッターで壁画を8分割し、大型クレーンで地上に下ろしていく。作業は11日に完了し、もう1枚の壁画「ギリシャの女神」の取り外しが始まる。

 1964年東京五輪の象徴だった聖火台は既に取り外された。競技場の解体工事は7月に始まる予定だったが大幅に遅れ、12月中旬に着工する見通しになっている。

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2014年11月5日のニュース