志半ば…伊東氏、男子短距離部長退任　日本陸連強化委員会

男子短距離部長も退任することが分かった伊東浩司氏

　陸上男子１００メートルで１０秒００の日本記録を持つ伊東浩司氏（４４）が、日本陸連強化委員会の男子短距離部長を退任したことが４日、分かった。

　ロンドン五輪後の１２年１１月に強化委が一新された際に就任した伊東氏は、１０月末で２年の任期を満了。ただ、この強化体制は１６年リオデジャネイロ五輪を見据えたもので、関係者は「任期は２年といっても、実質は４年みたいなもの。２年だとできることが限られてくるし、中途半端になる」と説明する。別の関係者によると伊東氏は続投に意欲を見せていたというが、志半ばで代表強化の場を去ることになった。

　日本陸連は強化委の新メンバーを近日中に発表する。