ルネサス、ビッグカメラに譲渡 エース上野ら全選手移籍へ

[ 2014年10月17日 05:30 ]

上野(中央)らルネサス高崎で活躍していた選手たちに朗報が届いた

 家電量販大手のビックカメラは16日、ソフトボール女子日本リーグ1部の名門ルネサスエレクトロニクス高崎を受け入れ、来年1月1日付で「ビックカメラ女子ソフトボール部(仮称)」を創部することを発表した。宇津木妙子シニアアドバイザー、宇津木麗華監督、上野由岐子投手ら選手20人も全員移籍予定で、拠点はこれまで通り群馬県高崎市に置く。来月16日のシーズン終了を待って会見を行う予定という。

 1981年に日立高崎として誕生したチームは日本リーグ優勝9回、全日本総合選手権V15などの実績を誇る強豪。宇津木監督は日本代表監督を務めており、初の連覇を達成した今年8月の世界選手権には上野ら7人の代表を送り込んでいた。新チームは来季、1部のままスタート。上野は日本ソフトボール協会を通じ「ルネサスとして終わりを迎えることは寂しい気持ち。継続してやっていける環境を準備いただいたことに、感謝したい」との談話を出した。

 経営再建中の半導体大手ルネサスは8月、バドミントン部を来年4月1日付で再春館製薬所に譲渡すると発表していたが、これでシンボルスポーツは全て手放したことになる。

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2014年10月17日のニュース