松山の修正力 いきなり連続ボギーもイーブン発進6差28位

[ 2014年8月2日 05:30 ]

第1ラウンド イーブンパーで28位の松山

世界ゴルフ選手権シリーズブリヂストン招待第1日

(7月31日 米オハイオ州アクロン ファイアストーンCC=7400ヤード、パー70)
 第1ラウンドが行われ、松山英樹(22=LEXUS)は3バーディー、3ボギーの70で回り、首位と6打差の28位だった。丸山大輔(43=アイテック)は73で55位、竹谷佳孝(34=エー・エム・エス)は74で61位となった。マーク・リーシュマン(30=オーストラリア)が64をマークしてトップに立った。

 序盤での出遅れをしっかり取り戻したが、納得はしていない。まずまずの位置で初日を終えた松山は「耐えたところもあったし、うまく伸ばせたところもあった」と振り返った。初出場で21位だった昨年から成長した点を問われると「攻め方も変わらないし、成長したと感じられるほどうまくなってもいない」と自己評価は厳しかった。

 インから出ると10、11番でいきなり2連続ボギーを喫した。1Wが右に出てしまい「自分のスイング自体が1Wだけうまく振れていなかった」と言う。この日のフェアウエーキープ率は50・00%で36位。納得いかない感触への反応か、打った後にクラブから右手を放すしぐさを何度も見せた。昨季はそれでもボールは問題なく飛ぶことが多かったが「去年はショットがぼろぼろの状況で、ごまかしながらでもフェアウエーに飛んでいたけど、今年はミスをするとどこに飛んでいくか分からない」とこぼした。

 それでも「パットはいい感じで打てていた」とショットの乱れを小技でカバーした。18番の第1打で右手を放すと、ボールは大きく曲がって右のラフへ。木の枝を避けて低く出した第2打でグリーン手前まで運ぶと、パターで13メートルを沈めてバーディーを奪った。

 今大会は予選落ちがないため、カットラインを気にすることなく連日攻めのゴルフに徹することができる。上位浮上を目指す松山は「1Wとラフからのアプローチが良くなかった。修正していけたらもっといいスコアで回れると思う」と自らに言い聞かせた。

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