青山 女子ダブルス執念3回戦進出 米国ペア逆転撃破

[ 2014年6月28日 05:30 ]

女子ダブルス3回戦進出を決め、握手する青山(右)、ボラコバ組

ウィンブルドン選手権第5日

(6月27日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子ダブルス2回戦で昨年ベスト4の青山修子(24=近藤乳業)がレナタ・ボラコバ(30=チェコ)とのペアで、第15シードのリーゼル・フーバー(37)、リサ・レイモンド(40)の米国ペアを0―6、7―6、6―4で破って3回戦に進出した。女子シングルス2回戦では第2シードの李娜(32=中国)がバルボラ・ストリコバ(28=チェコ)に敗れる波乱があった。26日の男子シングルスでは第4シードのロジャー・フェデラー(32=スイス)が、ジレ・ミュラー(31=ルクセンブルク)にストレート勝ちした。

 フーバーのリターンがネットにかかり、6度目のマッチポイントでついに勝負を決めた。青山はラケットを高々と突き上げて拍手と歓声に応えた。フーバーは5勝、レイモンドは6勝と4大大会ダブルス通算11勝の強豪ペア。試合は開始から8ゲームを連取される苦しい展開となった。しかし、第2セット第3ゲームで青山のサービスゲームをキープ。この試合で初めてゲームを奪って落ち着きを取り戻した。このセットをタイブレークまで持ち込んで逆転すると最終セットは先にブレークして逃げ切った。

 前日には混合ダブルスに初出場して初戦敗退。しかし、男子選手と打ち合った感覚はこの日に生きた。「私の球はフラット系なので相手は取りにくいはず。私は背が低いから相手のボールも取りやすい」。1メートル54と小柄ながら球の弾みが低くなる芝コートとの相性も武器に番狂わせを演じた。

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2014年6月28日のニュース