木戸 パット名手芹沢から助言で開眼5位浮上 首位と3打差

[ 2014年6月28日 05:30 ]

9番、バーディーを奪いガッツポーズの木戸

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ第2日

(6月27日 千葉県袖ケ浦市 カメリアヒルズ・カントリークラブ=6516ヤード、パー72)
 首位と3打差の11位から出た木戸愛(24=ゼンリン)は3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算6アンダーの5位に浮上した。男子プロの芹沢信雄にアドバイスを受けたことで、課題のショートゲームに光明が差し始めた。アン・ソンジュ(26=韓国)が4番でホールインワンを達成するなど69と伸ばし、通算9アンダーで首位を守った。

 美脚プロの木戸が我慢のゴルフで好位置につけた。前半の11番パー4は3メートルの微妙なパーパットを残したが「この日一番大きかった」とスライスラインを読んでパーセーブで乗り切ると、最終9番パー3は6メートルを沈めてバーディー締め。「最後にご褒美のバーディーが来たので、いい一日でした」と笑顔がはじけた。

 今季から男子プロの芹沢信雄から技術面でのアドバイスを受けている。開幕後はパターに悩むことが多かったが、芹沢に相談すると、パットの名手から「バックスイングは気にするな。それよりもインパクトを大事にしろ」との金言を授かった。「それからは芯で打つことに集中できている」と“芹沢効果”で不振を脱しつつある。

 首位との3打差をキープし、逆転可能な位置につけた。狙うは12年のサマンサタバサ・レディース以来となる通算2勝目。それまでは笑顔で質問に答えていた木戸だが、最後は「自分のできることを集中してやりたい」と表情を引き締めた。

続きを表示

2014年6月28日のニュース