遼 最終日に68!小技さえて巻き返し、通算1オーバー

[ 2014年3月17日 05:30 ]

第3ラウンド、9番でティーショットを放つ石川遼

USPGAツアー バルスパー選手権

(米フロリダ州パームハーバー イニスブルック・リゾート=7340ヤード、パー71)
 石川遼(22=CASIO)は16日の最終ラウンドは小技がさえ、前半に4バーディーを奪うなど5バーディー、2ボギーの68と巻き返し、通算1オーバーで4日間を終えた。

 3日目は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算4オーバー、217の65位。順位こそ1つ落としたが、スコアでは測れない手応えを得た。石川は「今週で一番の収穫」と声を弾ませた。前日に「手応えはない」と切り捨てたほど不調のショットに切れが戻った。200ヤードの13番パー3は7Iでのティーショットを池に打ち込み、痛恨のダブルボギー。しかし、「これがやってはいけないスイングなんだと分かった」と理解すると、同じパー3の15番(215ヤード)では修正を施し、6Iできっちり1オン。8メートルの距離を残してパーだったとはいえ「いいショットだった」と自信を深めた。

 前日のホールアウト後に練習場へ直行。「感覚的なことだけど、一番ボールが飛ぶ位置でインパクトできるかどうか。すべてはタイミング」と黙々と理想のショットを追い求め、ようやく成果が出た。パットのタッチが合わずスコアを伸ばせなかったが、「きのうに比べたら内容はかなり良い」と笑顔が戻った。

 89人が予選を通過したため、この日に79位以下に順位を落とすと規定による出場者制限で最終日に進めなかったが、それも免れた。「きょうやれて本当によかった」と満足げにうなずいた。

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2014年3月17日のニュース