松山 2打差4位…米初Vは持ち越し「悔しさの方が大きい」

[ 2014年2月3日 08:06 ]

最終ラウンド、通算14アンダーでホールアウトし、ギャラリーにあいさつする松山英樹

 米男子ゴルフのフェニックス・オープンは2日、アリゾナ州スコッツデールのTPCスコッツデール(パー71)で最終ラウンドが行われ、首位と3打差の3位でスタートした松山英樹(21=LEXUS)は3バーディー、1ボギーの69で回り、通算14アンダーで4位だった。16アンダーとしたケビン・スタドラー(33=米国)はうれしい初勝利をマークした。バッバ・ワトソン(米国)グラハム・デュレット(カナダ)が1打差の2位だった。

 米ツアー初優勝にあと一歩届かなかった。松山はこの日、前半を1バーディー、ノーボギーと一つスコアを伸ばして折り返すと、後半の10番でいきなりバーディーを奪った。さらに13番パー5でも2オンに成功すると、イーグルパットはショートしたものの、きっちりバーディーパットを沈めて通算15アンダー。この時点でトップのワトソンと1打差と迫る2位タイに浮上した。
 
 しかし、16番パー3だった。第1打をグリーンオーバーすると、第2打でも寄せきれず、パーセーブに失敗。この日初のボギー。松山は痛恨の一歩後退に表情を曇らせた。17番もバーディーチャンスにつけたが、勝負のパットはカップに嫌われてパー。18番もパーでホールアウトした。
 
 前日の第3ラウンド終了後「残り3、4ホールくらいで上にいれば(優勝を)ガッツリ狙っていきたい」と話していた松山。だが、青木功、丸山茂樹、今田竜二に次ぐ日本人4人目となる米ツアーVの歓喜は、次戦以降に持ち越しとなった。

 松山はホールアウト後「きょうはパッティングが入らなくて、思うようなプレーができなかった。13番くらいからトップが見えてきて久しぶりの優勝争いだったので自分でもどうなるか分からなかった。勝てるチャンスは間違いなくあったけど、勝てなかった。悔しさの方が大きい」と語っていた。

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