国枝 20歳を寄せ付けず2年連続7度目!上地準優勝

[ 2014年1月25日 16:19 ]

全豪オープン車いすの部、男子シングルスで優勝した国枝慎吾

 テニスの全豪オープン車いすの部は25日、メルボルンで行われ、男子シングルス決勝で第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)がグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に6―0、6―1で勝ち、2年連続7度目の優勝を果たした。国枝はダブルスと合わせ、2冠を達成した。女子シングルス決勝で第2シードの上地結衣(神戸車いすテニスク)は第1シードのドイツ選手に6―3、4―6、2―6で敗れて準優勝だった。

 国枝がまた一つビッグタイトルを積み重ねた。全豪は2007年以降、けがで出場を見送った12年以外はいずれも優勝。「気候、コートなど全てが大好き。コンディションも最高で負けるわけにはいかなかった」と強い自負をのぞかせた。

 パワーのある20歳のフェルナンデスを寄せ付けなかった。過去に1度負けたことがあるそうで「サーブで前に出てプレッシャーをかけるプランを実行できた。ベストのプレーができた」と満足げ。来月30歳になる王者は「リオで引退と思っていたが、東京が決まったことは大きい。まだまだ去年の自分には負けない」と6年後も見据え、向上を続ける。

 ▼国枝慎吾の話 何度優勝しても最高の気分。自分の中でベストのプレーができた。コンディションも良かったし、相性のいい大会で負けるわけにはいかなかった。(共同)

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2014年1月25日のニュース