150人参加のマラソンサミット 金哲彦氏「ミッションとビジョンを」

[ 2014年1月25日 11:00 ]

「マラソンサミットinジャパン2014」で講演するNPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦氏

 スポニチ創刊65周年記念事業「マラソンサミットinジャパン2014」(スポーツニッポン新聞社、共同通信社共催)が24日、都内で初めて開催され、全国の市民マラソン主催者、自治体関係者ら約150人が参加した。

 同サミットを後援した観光庁からスポーツ推進室長の八木和弘氏が「観光立国・日本の取り組み方と地域の観光振興支援について」の講演を皮切りに、NPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦氏による「市民マラソンの現状と可能性について」では、これまで多くの大会に助言をしてきた金氏が「ありきたりではない、ミッションとビジョンが不可欠になる。何のために大会をやるのか、特徴と個性を出すことが重要になってくる」ことを訴えた。

 また、毎年3月行われる三浦国際市民マラソンからは三浦市の経済部営業開発課長の大澤克也氏が、1万4千人がエントリーするまでになった大会の成功事例を報告、イベントの模様や集客の方法などを具体的に説明した。

 正月恒例の箱根駅伝に出場した明大・西弘美、城西大・櫛部静二、上武大・花田勝彦の3監督によるトークショーも行われ、勝負のポイントとなった選手起用やスカウティング、現役時代のエピソードなどを1時間以上にわたって展開し会場を沸かせた。

 25日も引き続き、イベントの地域活性化効果や東京マラソンの現状報告などが行われる。

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