佳菜子初V!笑顔&ガッツポーズ出た 宮原2位と健闘、今井4位

[ 2014年1月25日 17:00 ]

四大陸選手権で優勝した村上(右)と2位の宮原

 欧州以外の各国・地域が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権第4日は25日、台北で行われ、女子ショートプログラム(SP)でトップに立ったソチ五輪代表の村上佳菜子(19=中京大)が、フリーでも132・18点、合計196・91点。12月に行われた全日本選手権の202・52点には及ばなかったものの、ISU公認大会での自己ベストをマークして初優勝。ソチ五輪に弾みをつけた。

 村上は冒頭の連続3回転ジャンプなど、すべてのジャンプを着氷、演技が終わった瞬間には満面の笑みとガッツポーズも出る会心の出来だった。練習では痛めた右足を気にするそぶりも見せたが、感じさせなかった。

 2位には、SP4位の宮原知子(15=大阪・関大高)がフリーで自己ベストの126・26点の高得点をマーク。合計も186・53点と得点を伸ばし2位になった。冒頭でルッツ―トーループの高難度の2連続3回転を決め、スピン、ステップを含めた全要素でジャッジからの加点を引き出した。李子君(17=中国)が合計181・56点で3位に入った。

 SP3位の今井遥(20=ムサシノク)は112・68点、合計175・40点で4位、SP9位と出遅れた10年バンクーバー五輪4位の長洲未来(20=米国)は104・39点、合計159・78点で10位とふるわなかった。

 日本女子の優勝は5人目。前日に男子は無良崇人(岡山国際リンク)が初制覇しており、日本勢は男女優勝となった。

 ▼村上の話 コンディションが良くなかったので、まさかここまでできるとは思っていなかった。本当に自信になった。ソチ五輪では、今回の試合よりも最高の演技を見せたい。

 ▼宮原の話 今シーズンの中で1番良い出来だった。自分の中でこんなに良かったと思ったのは初めてなので、とてもうれしかった。今大会のメダルを自信にして次につなげていきたい。

 ▼今井の話 表彰台に乗れず、すごく残念で悔しい。全体としていい演技ではない。跳ぶ直前に他のジャンプのことを考えてしまった。来季は全体的にレベルアップしたい。

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