ナダル王手 4大大会最多11度目対戦のフェデラー撃破

[ 2014年1月25日 05:30 ]

健闘を称え合うナダル(左)とフェデラー

テニス全豪オープン第12日

(1月24日 オーストラリア・メルボルン)
 男子シングルス準決勝で第1シードのラファエル・ナダルが第6シードのロジャー・フェデラーを下し、2年ぶり3度目の決勝進出。26日の決勝で第8シードのスタニスラス・ワウリンカ(スイス)と対戦する。車いすの部はダブルス決勝で女子は上地結衣(神戸車いすテニスク)とジョーダン・ホワイリー(英国)のコンビがオランダのペアに6―2、6―7、6―2で勝ち、上地は4大大会でシングルス、ダブルスを通じて初優勝。男子は国枝慎吾(ユニクロ)とステファン・ウデ(フランス)のペアが英国選手とオランダ選手のペアを6―3、6―3で下し、国枝は8度目の頂点に立った。

 名勝負を繰り広げてきたナダルとフェデラーの両雄が準決勝でぶつかった。4大大会では11度目の対戦で、オープン化以降最多に並ぶ。芝のウィンブルドン選手権以外では負けたことがなかった世界ランキング1位のナダルはライバルを退け「特別な思いがある」と感慨いっぱいに語った。

 錦織(日清食品)に苦戦した4回戦でつぶした左手まめの影響で、第1セットをタイブレークで制した後にはトレーナーを呼び、テーピングをし直してもらった。それでも勝負どころで得意のフォアに回り込んでスピンのかかった強打を連発し、常に先手を取った。最後はフェデラーのボレーをフォアの強打で切り返してマッチポイントの場面を迎えると、そのまま押し切り「昨年、ケガで出られなかった大会でまた決勝に出られてうれしい」と言った。10年連続の4大大会優勝の好機が回ってきた。

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