41歳葛西が5位、シュリーレンツァウアーが歴代最多の51勝目

[ 2013年11月30日 05:34 ]

男子個人第2戦で5位に入った葛西紀明の2回目

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は29日、フィンランドのクーサモで個人第2戦(HS142メートル、K点120メートル)が行われ、41歳の葛西紀明(土屋ホーム)が133メートル、132メートルの合計268・6点で5位に入った。

 2回目に最長不倒の143メートルを飛んだ昨季個人総合王者のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)が1回目の15位から逆転、273・2点で今季初優勝し、歴代最多の通算勝利数を51に伸ばした。

 第1戦で4位に入った竹内択(北野建設)は9位、伊東大貴(雪印メグミルク)が11位、清水礼留飛(雪印メグミルク)は29位だった。渡瀬雄太(雪印メグミルク)は1回目34位で、上位30人による2回目に進めなかった。

 ▼葛西紀明の話 2回目は表彰台も頭にちらついて少し緊張したけど、ゲートに入れば落ち着いていた。自信なのかな。難しい条件だったが安定したジャンプができた。

 ▼伊東大貴の話 1回目は横風にあおられて本当に怖かったが70点のジャンプはできた。W杯得点は取れたのでこれから。安定した条件なら表彰台のチャンスも出てくる。

 ▼竹内択の話 風が横や斜めから吹いていて難しい条件だった。最低限のジャンプはできていて悪くないが、もう少し助走が安定したらいい。

 ▼清水礼留飛の話 飛び出した瞬間にスキーをたたかれたような感じで難しかった。トップ10や表彰台に絡むような大きなジャンプをしたい。

 ▼渡瀬雄太の話 追い風だったのは仕方がない。飛び出しのタイミングは外していないしジャンプは悪くなかった。次に切り替えてやる。(共同)

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