竹内4位 W杯男子個人開幕戦 悪天候で1回打ち切り

[ 2013年11月26日 05:30 ]

4位の竹内択(ノルディックフォーカス撮影)

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は24日、ドイツ・クリンゲンタールで個人第1戦(HS140メートル、K点125メートル)が行われ、前日の団体第1戦で3位に入ったメンバーの竹内択(北野建設)が132・5メートルの130・7点で4位に入った。悪天候により1回で打ち切られた。19歳のクシシュトフ・ビエグン(ポーランド)が最長不倒の142・5メートルで135・8点を挙げてW杯を初制覇した。昨季総合王者のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)とアンデシュ・バルダル(ノルウェー)は悪条件でのために棄権した。

 風の方向は目まぐるしく変わり、開始は2時間近く遅れた。そんな難しい条件でも、26歳の竹内はしっかりと対応した。「落ち着いて飛べたのは収穫。でもどうせなら表彰台に上がりたかった」と少しだけ残念がったものの、安定感を発揮して4位に入った。空中で多くの選手がバランスを崩した。自らも「恐怖心もあった」という。それでも、持ち味の力強い踏み切りで飛び出すと、不利な追い風にも耐えて132・5メートルまで伸ばした。着地も決めた。日本の横川ヘッドコーチは「今は(世界の)トップ3にいるジャンプをしている」と高く評価した。

 ただ、実力者のコフラー(オーストリア)が転倒するなど、風に阻まれ、有力選手が飛距離を伸ばせなかった現実を忘れてはいない。竹内は「きょうの条件では実力が反映されない」と気を引き締めた。

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2013年11月26日のニュース