ミズノ相談役、五輪招致の“勝因”語る「オールジャパンで成功」

[ 2013年10月21日 17:38 ]

 「政財界のサポートによりオールジャパンで成功した」。日本オリンピック委員会(JOC)国際専門部会委員を務める上治丈太郎ミズノ相談役(前副社長)は21日、2020年東京五輪招致の勝因を語った。

 上治氏は大阪市で開かれた関西プレスクラブの会合で講演。08年五輪に大阪市が名乗りを上げた際は「政府との連携がうまくいかず、当時の小泉純一郎首相も国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席しなかった」と、今回との違いを強調した。

 安倍晋三首相が最終プレゼンテーションで、東京電力福島第1原発の汚染水漏れの影響を東京五輪に及ぼさないと断言したことに関し、プレゼンの直前に発言内容を決めたというエピソードを披露した。

 上治氏は「一国の首相の約束だから海外の関係者も信用した」と指摘。東京五輪開催までに解決すべき課題の筆頭に、汚染水問題を位置付けた。

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2013年10月21日のニュース