17歳高橋 うれし悔しの3位 ローアマ獲得も「Vあるかなと」

[ 2013年10月21日 06:00 ]

ローアマチュア賞の高橋恵(左)と笑顔を見せる優勝したイ・ナリ

富士通レディース最終日

(10月20日 千葉県千葉市 東急セブンハンドレッドクラブ西コース=6635ヤード、パー72)
 降雨によるコースコンディション不良のため最終ラウンドが中止となり、第2ラウンドまでの36ホールで競技が成立。通算4アンダーの3位に入った高橋恵(17=長野・佐久長聖高2年)がローアマに輝いた。通算6アンダーのイ・ナリ(25=韓国)が日本ツアー通算2勝目を挙げた。今大会後の賞金ランク上位35人がスポニチ主催ミズノクラシック(11月8日開幕、近鉄賢島CC)の出場権を手にした。

 心境は複雑だ。高橋は11年大王製紙エリエール・レディース(19位)以来のローアマ獲得に「本当にうれしい」とニッコリ。一方で「2打差だったので、もしかしたら優勝があるかなと思っていた」と無念さをにじませた。

 前夜は緊張で寝付けず「“最終日はここにピンを切るだろうから、ショットはあそこを狙って”とか考えすぎて頭が痛くなりました」と18ホールのシミュレーションを繰り返した。平均飛距離270ヤードと1Wに自信を持つ高橋には、各選手が飛距離を落とす雨天は好条件だっただけに「雨は嫌いじゃないし、やりたかった」と悔しがった。

 03年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで宮里藍が達成した18歳101日を更新する17歳92日での日本人最年少優勝はならなかった。だが「最近は結果を出せていなかったので、ローアマは自信になった」と手応えは得た。将来は「勝てるプロになりたい」と言い切った。

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2013年10月21日のニュース