村上 まさかの予選落ち、硬い助走路にスピード調整できず

[ 2013年8月16日 06:00 ]

豪快な投てきを見せるも予選落ちした村上

陸上世界選手権第6日

(8月15日 モスクワ)
 メダル候補がまさかの予選落ちだ。男子やり投げで09年大会銅メダル、今季世界4位の85メートル96の記録を持っていた村上は、1投目の77メートル75が最高で決勝に進めなかった。

 助走路が予想以上に硬く、助走スピードの調整ができないまま大舞台の幕は閉じた。「どうすればいいか分かっているのに、それができなかったのが一番悔しい」。今春から日大の教員になり、一般教養、コーチング法などを学生に指導。練習時間が減った分、集中して練習してきたが、予選で散った。「将来はやり投げ選手になる」と話している愛息・敬汰君の期待にも応えられなかった33歳は「リオまできっかけを与えてくれた大会にしたい」と目を潤ませながら前を向いた。

 【男子】 ▽やり投げ予選 「B組」(11)村上幸史(スズキ浜松AC)77メートル75=落選

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2013年8月16日のニュース