真央 引退決断!ソチ五輪「集大成として最高の演技を」

[ 2013年4月14日 06:00 ]

キスアンドクライで「ジュリアナダンス」を踊る浅田(左は高橋)

フィギュアスケート世界国別対抗戦第3日

(4月13日 東京・国立代々木競技場)
 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央(22=中京大)が13日、ソチ五輪シーズンとなる来季限りで現役を引退する意向を明かした。女子フリーで5位に終わった世界国別対抗戦(東京・国立代々木競技場)で今季の全公式戦を終えた浅田は、集大成となるソチ五輪での最高の演技を誓った。フィギュア人気を支えた最大の功労者は悲願の金メダルを獲得して、現役生活に別れを告げる。

 自身の競技生活について、浅田が重大な決断を下していた。世界国別対抗戦のフリーを終え、14年ソチ五輪への思いを問われると今の正直な思いを言葉に乗せた。「五輪は最高の大きな舞台。集大成として、いい演技ができるように頑張ります。スケート人生の中で、最高の演技をすることが目標です」と話した。

 「集大成」――。その言葉が意味するものは、現役引退に他ならない。「五輪シーズンが競技生活の最後ということか?」と聞かれた浅田は、「今は、そのつもりでやっています。(考えだしたのは)今年に入ってからですね」と言った。最近は近い関係者にも、自身の去就について相談していたという。来季の五輪シーズンは今秋のGPシリーズで本格的に開幕し、14年2月にソチ五輪、3月には日本で世界選手権を迎える。

 五輪初出場となった10年バンクーバー五輪はSPで1度、フリーで2度のトリプルアクセルを決めながら、同い年の宿敵キム・ヨナ(22=韓国)に敗れて銀メダル。演技後は大粒の悔し涙を流した。5歳で始まったスケート人生。その全てをぶつける場がソチ五輪になる。「最高のレベルで、最高の演技をしたい。いい色のメダルが欲しい」と一番輝く金メダルに照準を合わせている。

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